爆笑オンエアバトル
爆笑オンエアバトル(ばくしょうオンエアバトル)は、1999年3月27日よりNHK総合テレビで放送中のお笑いネタ番組。略称は「オンバト」「爆オン」など(公式には「オンバト」が使われている)。2000年代初頭にお笑い第五世代が台頭するきっかけを作った番組のひとつ。
番組概要
若手芸人が漫才やコントなどを観客の前で披露し、面白いと評価されたネタだけが選ばれて放送される。つまりネタが面白くなければ放送されないという、自称「史上最もシビアなお笑い番組」である。ゴルフボールを用いて行われる番組独自の審査方法(詳細はルール・審査方法を参照)は、2002年と2003年の『NHK紅白歌合戦』でも採用された。番組マスコットキャラクターは「たまちゃん」という、ゴルフボールを模したキャラクターである。
番組初期の1999年には、ブッチャーブラザーズ、笑組など、ベテラン勢が若手に混じって出場。2000年には落語家も出場したが[1]、いずれも一時期にとどまっている。また、番組が開始された1999年はボキャブラブームの末期とも重なり、その流れからキャブラーと呼ばれた芸人も数多く出場している。出場を予定していた海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)は、スケジュールの都合でキャンセルしたため出場はしていない。代わりに出たのがフォークダンスDE成子坂だった。
2004年4月から『オンエアバトル爆笑編』として隔週の放送となり、インディーズやストリートミュージシャンとして活動する歌手を対象にした『オンエアバトル熱唱編』と交互に放送されていた。2005年4月からは両番組とも独立し、それぞれ『爆笑オンエアバトル』、『熱唱オンエアバトル』とタイトルを変更した上で毎週の放送となる。
お笑い第五世代の輩出
1999年に番組が始まる前までは、全国ネットで毎週放送される若手芸人による「ネタ見せ」番組はこの『爆笑オンエアバトル』のみであった。その後2003年までに番組の常連だったダンディ坂野、テツandトモ、長井秀和を始め、いわゆる「お笑い第五世代」と呼ばれる多数の芸人をブレイクさせた。その後民放でも若手芸人によるネタ見せ番組が多く放送されることとなり、2000年代初頭から台頭するお笑い第五世代の牽引役となった[2][3]。鈴木克道チーフプロデューサーは番組が始まって7年目でのインタビューにおいて、「常に新しい笑いにこだわってきた。審査のショーアップ化の話もあったが、番組への信頼を失いたくないのでベースは変えず、シンプルなままにしてきた」と語っている
収録
放送開始当初からハイビジョンで制作されている。番組初期は、NHK放送センター内の101スタジオ、または102スタジオで収録されていた。その後2000年-2003年は、通常回は「テント○○ みんなの広場」(○○には年が入る)、スペシャル・追加収録・年度の切り替わり時期などは最初期と同じ101、102スタジオで収録されていた。2004年3月以降は、隔週土曜日にみんなの広場ふれあいホールにて2本撮りで撮影が行われる。
2004年、2005年の『熱唱オンエアバトル』放送時は、昼に『熱唱オンエアバトル』、夜に『爆笑オンエアバトル』の収録が行われていた。また、『爆笑オンエアバトル』は年に数回地方で収録を実施するため、『熱唱〜』のみの収録になることもあった。また編成上の都合などにより、ふれあいホールでの収録でも『爆笑オンエアバトル』のみの収録の場合もあった。
ルール・審査方法
毎週10組の芸人がネタ(5分以内)を披露する。そして会場の100人の審査員によって投票が行われ、その総数を「キロバトル(KB)」という番組独自の単位で表された計測方式で得点とし、高得点を得た上位5組の芸人のネタがオンエアとなる。また、出場回数に対するオンエアされた回数の割合を通算オンエア率(OA率)と呼ぶ。
詳細
審査員の審査基準は「(今見たネタを)全国に届けたいか否か」。一般審査員100人は最初、それぞれ違う色に染色された10個のゴルフボール(赤、白、黄、茶、緑、紫、橙、桃、黒、青)を持っている。ネタが1組ずつ終了するたびに投票タイムとなり、「(今見たネタは)オンエアOK」だと思ったら、その芸人に対応した色のゴルフボールを席の目の前にあるレールに流す。そのレールは出場者の名前が書かれた1つのバケツに続いており、ゴルフボールはそのバケツに投入されていく。投票後のバケツは挑戦者自身によってスタッフに手渡され観客の目の届く場所に置かれる。この投票を10組それぞれで行い、全組のネタ終了後、バケツの重さをデジタル秤で計測して順位を決し、上位5組のネタのみがオンエアされる。5位が2組以上いれば両方ともオンエアとなり、6組オンエアとなる。6組オンエアは2009年現在22回記録されている。
現在の挑戦組数とオンエア組数はそれぞれ10組、5組であるが、番組初期時は違っており、第1回、2回放送分では挑戦組数とオンエア組数はそれぞれ12組、7組で、第3回〜18回放送分はそれぞれ11組、6組であった。第19回以降から現在の形式になった。また、ボールの色も、番組開始当初は茶色の変わりにグレーのボールを使用していた。
ちなみに『オンエア』とは逆に、上位5組に入れずオンエアされなかったことを『オフエア』ということがあるが、これは2000年12月9日放送回で田上よしえがネタの中で「オフエア」という言葉を初めて使用してから一般に広まり、番組公式の用語としても使用されるようになった。当然ながら番組内で披露されたネタは全て収録しているため、オフエアとなったネタも映像としては残されているが、基本的にお蔵入りとなる。過去には『爆笑オンエアバトル パーフェクトライブ』(BShi、2000年12月〜2002年3月)や、『真夜中の王国』(NHK-BS2)のコーナーの1つである『爆笑?オフエアバトル』でオフエアとなったネタが放送されていたが、どちらもすでに終了している。
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